珈琲工房 ほろにが
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俺の浅煎り VOL.2 メキシコ_ユクカフェ生産者組合

俺の浅煎り VOL.2の生産国は当店初!メキシコ産コーヒーとなります。

メキシコ産のコーヒーを意識して飲まれたことがある方は、まだまだ少ないのではないかと思います。

しかし、実はメキシコはコーヒー生産量世界第11位、コスタリカやタンザニアの2倍近い生産量を誇るコーヒー生産国でもあるのです。

輸出先の半数以上はアメリカ合衆国、その他、EU、日本、キューバ、カナダとなります。

メキシコの主だったセールスポイントは、オーガニックやレインフォレストアライアンスを取得したコーヒー。そして他国と比べ価格が安いくらいで「高い品質」を軸にしたスペシャルティとしては、これまでほとんど流通してきませんでした。

なのに今何故メキシコのコーヒーなのか!?それは予想よりも早く進む世界的な気候変動による生態系の変化の危惧からです。

地球温暖化は、単に温度の上昇だけではなく湿度の上昇や降雨量の減少などさまざまな変化を引き起こし、当然コーヒー栽培にも大きく影響を及ぼしています。

気温や湿度の上昇は、さび病というコーヒーにとって最も深刻な病気を誘発し、収穫量の減少や品質低下を招きます。

被害が拡大すればコーヒー生産から撤退する生産者も出てくるかもしれません。

アラビカ種のコーヒー栽培に適した土地は2050年には半減するというような報告もされております。

メキシコの主なコーヒー生産地は南部に集中しており、今回ご紹介する農地も南部のオアハカ州ミステカ地区にある、ユクカフェ生産者組合で栽培されました。

ミシュテカ族が今なお居住する歴史的な地域でもあります。

ミシュテカという単語はナワトル語のミシュテカパン(Mixtecapan)、すなわち「雲の人々の地」に由来します。

今後更なる良質なコーヒーの栽培地となる可能性が非常に高いエリアと見ております。

今回のプロジェクトでは輸出業者の主導のもと5年間もの歳月を経て、スペシャルティグレードのコーヒー豆を栽培できるまでに成長。今回初めて皆様にご紹介出来る事になりました。

メキシコはスペイン語が主要な言語である一方で、68もの先住民言語、364の方言が存在する多言語・多文化国家です。

スペシャルティコーヒーに精通したコロンビアの輸出業者にメキシコ先住民部族にルーツを持つ仲間が加わったことで、現地の生産者と言語的にも関係性としても良好なコミュニケーションが可能になった事もプロジェクトの成功に大きく寄与しました。

当店では素晴らしい中米の豆が沢山ございますので、メキシコが中米系のコーヒーのメインストリームになる事は無いとは思います。

しかしながらグアテマラ北部との国境に近く、チョコレートやナッツのような風味に甘い余韻。浅めに焙煎しても酸が突出する事もなく、誰にでも飲みやすい万人向けのコーヒーは今後の成長を期待せずにいられません。

今回は、このメキシコの豆を使い2種のコーヒーをご準備致しました。

メキシコ・ユクカフェ生産者組合 ファインロースト

メキシコのスペシャルティコーヒーを味わいを楽しみたいと言う人に、この豆の最も美味しくなる焙煎で仕上げます。

生豆はちょっと高額だったのですが、今後の更なる成長を期待して、お求めやすい価格に設定しました。

俺のメキシカン

苦いコーヒーも苦手だけど、酸っぱいのもチョット。マイルドで飲みやすいコーヒーが好きと言うような方にピッタリです。

メキシコのもつ優しい味わいに、コスタリカのコクとエチオピアの香りをプラス。ちょっぴり単調なメキシコの味わいに香りと風味が増して、ブレンドならではの奥行きのある味わいが楽しめます。

同じ価格帯なら断然ブレンドの方が美味しい。そんな事はもう常識だと思いますが、素の味わいを楽しむストレート派の人も複雑な味わいを楽しむブレンド派の人も是非双方を飲み比べてみてください!

農園名:ユクカフェ生産者組合
地域:オアハカ州ミステカ地区サンタ・マリア・ユクヒティ村
標高:1,650-1,800m
精製:ウォッシュト
品種:ティピカ、ブルボン
乾燥:天日乾燥
輸送:リーファーコンテナ
過去の俺
VOL1 ルワンダ 終売
俺の浅煎りを深煎りにしてみた(ルワンダ/カビナナ集落・深煎り)終売
VOL2 メキシコ

こんな味わいのコーヒーです。
酸味 ★★★★★★★ みかんのような柔らかで優しい酸味
苦味 ★★★★★★★ チョコレートのような滑らかな苦味
香り ★★★★★★★ 清々しく清涼感のあるシトラス系の香り香り
コク ★★★★★★★ すっきりとした甘みを伴うコク
後味 ★★★★★★ 透明感がありクリーンな後味
 

煎り具合によるコーヒー選び

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